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BACK to BASIC TOUR 2 ★ セミナーレポート

2013年09月06日

ただ立っているだけでもジットリ汗ばむほどに暑く
競うように鳴くセミの声が響く8月第2金曜日の夜。

シークレットセミナー@東京が開催されました。
今月のツアータイトルは[BACK to BASIC TOUR 2]。

先月に引き続き、<小さな会社のブランド戦略>コーナーでは
 ―お客さま以上のファンをひとりでも多くつくるため
 ―他社との違いをはっきりと浮き彫りにするため
ルールを決め、守らせる。

そんな社長の仕事を楽にする、
「自社ブランドの解説書」づくりに取り組みました。

ブランド・ガイドラインをつくる(後編)

さて、先月はこんな内容について考えました。
(1)「コンタクト・ポイント」について
(2)ブランドとして大切にしたいキーワードについて
(3)「スタッフ」の呼び方について
(4)「社名の由来」について
(5)ロゴとロゴの扱い方について

今月はさらに5項目。
(1)色の使い方について
(2)印刷物について
(3)使用する言葉について
(4)電話応対について
(5)ブランディング・ツールについて

Photo_SecretSeminar_201308-01.jpg

このレポートでも先月同様、
読者のみなさんが取り組みやすいよう
各項目の質問をお届けします。

(1)色の使い方について
Q:あなた(の会社)に基調色はありますか?
絶対に使ってはいけないNG色はありますか?
その理由は何ですか?

(2)印刷物について
Q:あなた(の会社)の印刷物で、外してはならない要素は何ですか?
それは他社との差別化になりますか?

(3)使用する言葉について
Q:「私たち」「お客さま」といった表記にルールはありますか?
あなた(の会社)のクチグセは?
それは他社にない、言い回しですか?

(4)電話応対について
Q:あなた(の会社)の電話応対は?
声の高さやコール数、切り方にルールはありますか?
それは全員ができていますか?また、教える体制がありますか?

(5)ブランディング・ツールについて
Q:あなた(の会社)のブランドづくりの過程で生まれる、
HP、ブログ、名刺やポスターといった各種ツール類。
ツールごとに生まれた背景、使用することで目指すところ、
改定や増刷時の責任者などが整理できていますか?

いかがでしたか?
書き出すペンは進みましたか?

この中のビジュアル面について、
村尾隆介の解説をお届けしましょう。

まずは、(1)色の使い方について。

「色とブランドというのは密接な関係があります。
それを僕は“牛丼屋の法則”と呼んでいます。

例えば、この部屋で意気投合した我々が
来月牛丼屋を始めることになったとします。
お店の看板の色を何色にしますか?

まさかオレンジは選ばないですよね。
だって、吉野家があるから。

黄色と赤にしようよ。
いやいや、すき家がいます。

青っぽいの入れようか。
それもやめといたほうがイイです。
松屋があるから。

紫にしようよ、好きだから。
好きだからじゃないよ、らんぷ亭やってるし。

このようにポジションで“色”は取られています。
ですから、みなさんは地域・業界で自分と似たような会社が
何かの色を基調にしているとしたら、その色をマネちゃダメです。
それとは違うポジショニングで考えていく。
これが色を選ぶ上での鉄則です。

それ以外にも、心理学を盛り込むとイイです。
特に飲食店は、さっきの牛丼屋のように暖色系が非常に多いです。

日本の場合、青だと心理的に食欲を減退させると考えられています。
これがアメリカでは話が違って、青色のゲータレードでも
みんな平気で飲んでいますからね。

これだけでも甘いです。色を決めていくときには
ぜひ、人気のある色を選択してください。
人気のある色って一体どういうことか。
ここ15年くらいでできた、アメリカの
プロスポーツのシンボルを4つ紹介します。

共通点は何だと思います?

そうです。全部エメラルドグリーンを基調としています。
なぜか?

Photo_SecretSeminar_201308-02.jpg

アメリカには2億5千万の人口がいます。
そこで統計をとった中で、アメリカ人が最も好きな色が
その色だというデータが出たからです。

この地域の伝統色がこうだから、とか
オーナーが好きな色がこうだから、
という風にはアメリカ人は考えません。
1枚でも多くTシャツが売れそうな色を選択して、
チームカラーにしていきます。

そうすると、ホッケーに興味があまりない人でも
好きな色、デザインで買っていく可能性が出るからです。

我々がノベルティを作るときも、同じです。
なんかイイ色と思ってもらえたら、保存率が高まるかもしれません。

なので、ポジショニング、心理学、人気のある色、
この観点で選んでください。

もうひとつ。
色にルールをもたらせることのメリット。
まず、統一感が生まれます。
統一感が生まれたら、世界観が生まれます。
世界観が生まれたら、『世界観ごと買いたい! 』
というセンス売りができます。

ちょっと高くても欲しいと思わせるのがブランド。
みなさんも、色から始めてみてください」

ビジュアル面の解説。続いては、(2)印刷物について。
「ブランドと呼ばれるところには、印刷物にも統一感があります。
スターバックスで、あらゆる印刷物を家に持ち帰ってみてください。
紙の質感、文字と文字のあき具合、使われているフォント、色合い…
アップルストアでも、印刷物をピックアップしてみてください。
すべての印刷物に共通点が見つけられると思います。

そこには、厳しいルールがあるからです。
小さな会社もやった方がイイです。

どうやって?

印刷物の“らしさ10ヶ条”を作りましょう。

あらかじめ、すべての印刷物に共通する
10のルールを決めておくんです。
実際には大変なので、10のうち7つクリアで
『入稿可』『印刷可』『配布可』という風に
実際のコンサルティング現場では進めています。
何人でチェック(✓)をするかも決めてあるとイイです。

たとえばスターブランドだったら、
 -ナチュラル感のある紙で印刷すること(光沢感はダメ)
 -手書きの要素が入っていること
これらは外せない要素です。

こんな感じで2つくらいだったらすぐに挙げられると思います」

ブランド=らしさ=○○にあり

「ブランドの神様はディテールに宿る」
「ラスト10%のツメ」

村尾隆介の口ぐせである、これらに共通するもの。
それは、ルール。ルールの細かさと徹底ぶりこそ、
圧倒的な差別化の元です。

ヘアサロン、動物病院、墓石屋さん、スポーツ用品店…
多種多様な業種が集うスターブランドクラブ。
先月から2か月に渡って取り組んだ
ブランド・ガイドラインの10項目は
どんな業種にも適用できるものとして
村尾隆介が選んだものです。

けれど、ブランドづくりに終わりがないのと同じように
ブランド・ガイドラインにも終わりはありません。
事実、村尾隆介はクライアントに2週間に1度くらい
バージョンアップしているかを確認するそうです。

Ver 1.0 1.1 1.2…
Ver 2.0 2.1…

Photo_SecretSeminar_201308-03.jpg

1度作ったことで安心しないで
常にバージョンアップしていくのが大切です。

Text by Sari Hiranuma
Photo by Michiyas Suzuki

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