スターブランドCLUBについて

スターブランドTIMES

「ブランド会社」と呼ばれるために欠かせない、『ビジョン』の確立と浸透

2012年09月01日

「脱・下請け」、「マス市場からナノ市場へ」、「拡大志向<シアワセ志向」など、スターブランド社が提案する『小さな会社のブランド戦略』に関連するキーフレーズを、メディアで目にする機会がグッと増えました。

今日は【スターブランドTIMES特別版】として、スターブランドのフロントマン・村尾隆介にインタビューしてみたいと思います。

どの時点で、もしくはどんなポイントを自己評価して、小さな会社は「自分たちはブランド会社」と認識して良いものなのでしょうか?

どの時点で、もしくはどんなポイントを自己評価して、小さな会社は「自分たちはブランド会社」と認識して良いものなのでしょうか?

これは商売の話なので、基本的には全て「お客さま」が決めます。お客さまが私たちと関わることを楽しんでくださって、リピートしてくださって、お友だちを紹介してくださって、たとえ少し割高でも喜んでお金を払ってくださるようになって、はじめて「ブランド」という域に足を踏み入れるのだと思います。それらを感じられたら、まずは第一段階ですね。

ビジネスには、目に見えないけれど、「矢印」が存在します。その地域や業界で「ブランド」と認知されていない会社やお店、もしくはブランドを持っていない会社やお店は、暑い日だろうが、寒い日だろうが、『外』へお客さまを求めていきます。情報収集や、協力要請も、『外』へ出かけて行います。スタッフ探しも『外へ』が普通です。つまり、すべての「矢印」が、会社を中心にして、『外向き』になっている状態にあります。

一方、その地域や業界で「ブランド」となった会社やお店、「ブランド」を持っている会社やお店は、その「矢印」が180度逆さまです。全部が会社に向かってくる状態、そう「内向き」なのです。お客さまも、未来のスタッフも、情報も、コラボの話も、みんな『向こうから』、こちらに向かってやってきます。この引力のようなチカラこそ、「ブランドの力」です。

ですので、たとえば真っ白い紙の中心に自社を描き、この矢印ひとつひとつを検証していくというのも、自分たちの「ブランド化進捗度」を測る上で、とても楽しい方法だと思います。


「お客さま」という話が出ました。小さな会社のブランド戦略と「お客さま」について、詳しくお聞きしたいと思います。

小さな会社がブランドになることで得られるメリットは数多くありますが、その中でも注目すべきは、「好みのタイプのお客さまとお付き合いができる」という点だと思います。

従来型の“小さな会社の仕事術”で考えれば、多少の嫌なお客さまとの付き合いも、「仕事は仕事。売上のために、我慢我慢・・・」ということになりますが、ブランドの世界は違います。

小さな会社に比べれば、ブランドと呼ばれる会社は、より個性が強いのが普通です。違う言い方をするなら、「より分かりやすい」というか・・・。そして、その“個性”や“分かりやすさ”の「発信力」、また「表現力」も持ち合わせているのがブランド。それらが「来て欲しいタイプのお客さま」への求愛活動のようになり、結果、素晴らしいマッチングが実現されます。

スターバックスの店内を思い出してみてください。お客さまのほとんどが、スターバックスに相応しい、スターバックスがおそらく望んだ客層ばかりです。お客さま同士も、似たようなタイプの人と空間を共にでき、とても居心地が良さそうです。店のどこにも「こういうお客さまはお断り」とは書いてありませんが、その雰囲気やビジュアル、価格帯やポリシーで、スターバックスは「こういうお客さまに来て欲しい」を表現しています。

やがて、そのお客さまは、お客さま以上の「ファン」と呼べる存在になり、その価値をシェアしながら、コミュニティを創ります。そこまできたらブランドは、かなり完成に近づきます。

次にお聞きしたいのが、そのまま「人つながり」なのですが、小さな会社のブランド戦略と「スタッフ」についてです。「スタッフ」と「ブランド」の関係は?

スタッフに関しても、お客さまと似ています。先ほど、「ブランド会社の『矢印』は内向き。スタッフも、向こうから『ここで働いてみたいです』とやってくる」というお話をしましたが、そのメカニズムを紐解けば、それは、やはりその会社自体が“分かりやすいから”ということになります。「何がしたいのか?」「どこへ向かっているのか?」「誰を喜ばせたいのか?」「スタッフに、どう成長してもらいたいのか?」、そんなビジネスに関係するモノゴトが、すべて分かりやすく表現され、発信されているのです。それらが明確だからこそ、「ぜひ、ここで働いてみたいです」と、人は向こうからやってくるのです。

そんなスタッフが集まっている組織は、関わる人すべてをシアワセにできるチームです。「ビジョンをつくれ」とは、どんなビジネス書にも記されていることですが、ビジョンやクレドという『軸』があって、はじめて人は、それに反応することができるので、やはり小さな会社のブランド化のためには、とても重要です。行き先が不明確で、甲板上のルールもない船には、誰も乗りたくないですからね。

結局、「ビジョンは、ブランドづくりの源」ということですね。最後に、小さな会社に適した「ビジョンづくり」について教えてください。

松下幸之助さんも、「事業成功の要因の50%は、理念の確立と浸透」と言っています。ビジョンをつくり、スタッフに浸透させるだけで、サクセスの半分が約束されるなら、やらない手はないですね!

でも、残念ながら、「さあ、ビジョンをつくろう!」となると、すぐに小さな会社の社長は、「我々は地球的視野に立ち、適正な価格でサービスを・・・なんちゃらかんちゃら・・・」と、とても憲法的な表現で、会社のビジョンをつくろうとします。でも、考えてみてください。社内に浸透しなければ、そのビジョンは無いのと同じです。だったら、特に小さな会社ならばなおさら、できるだけシンプルに、そのビジョンを表現しておくべきだと思います。社長自身も覚えられないようなビジョンを、スタッフが覚えられるわけがありません。「シンプルに、なるべく簡単に、できれば箇条書きで」がオススメです。

  • Home >
  • スターブランドCLUBについて >
  • スターブランドTIMES >
  • スターブランドTIMES >
  • 「ブランド会社」と呼ばれるために欠かせない、『ビジョン』の確立と浸透