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名刺に100円かける覚悟がなければ、 小さな会社がブランドになるのは難しい

2011年12月01日
名刺に100円かける覚悟がなければ、 小さな会社がブランドになるのは難しい

名刺に100円かける覚悟がなければ、
小さな会社がブランドになるのは難しい

 スターブランドがつくる名刺は伝統的に二つ折りです。現在のバージョンは、 かわいい星形の小窓が4つも開いたユニークなスタイルです。そうそうたるビジネスセレブたちが「人に見せたくなる」と、常に持ち歩いているくらい大好評です。

 名刺ホルダーの中で埃をかぶる暇もなく、いろいろな人の間で話題に登るこの 名刺は、コマーシャルの役割をしっかりと果たしてくれます。見た目のインパクトはもちろん、わかりやすく、コンセプチュアルな名刺は、その会社が「大事にしていること」が、しっかり伝わります。
 スターブランドでは、小さな会社における名刺の存在を「メディア」と位置づけています。ゆえに、平均するとひとつの名刺に約3カ月という時間を費やし、とても丁寧に作っています。その理由は、デザインではなく、その会社が「大事にしていること」を突き詰めるのに、非常に時間がかかるからです。またデザイン後、 印刷するときの紙質も、そのブランドイメージに沿って選択。制作過程は雑誌 メディアを作る時の発想とまったく同じです。
 
 たとえば、世界中からユニークな建築資材を集めている『マテリアルワールド』の二つ折り名刺は、古地図を模したデザインです。古地図片手に建築資材という《宝》を探しに行く旅のイメージは、『マテリアルワールド』の世界観を的確に表現しています。古地図なので名刺の端が焼け焦げたようにすり切れているのですが、この焦げ跡がとても手の込んだ作りとなっていて驚きます。はじめに焦げ跡に見えるような 配色でグラデーションをつけて印刷をしてから、手作業で1枚1枚端を切っているのだそうです。
  
 スターブランドの名刺のように穴を開ける場合には、歯型を専門の職人さんに 作ってもらっています。歯型はトムソンと呼ばれるもので、価格はおよそ1~2万円です。1枚空けても1000枚空けても同じ価格なので、使うほどにコスト パフォーマンスはあがります。このような穴を開けたり、端を切ったりする工夫は、実は名刺が二つ折りであることにひと目で気づいてもらうためのアイディアなのです。
 
 ところで名刺1枚にどのくらいの費用がかかっているのでしょう?ふつう、 1枚あたり5円ほどで作成できますが、「名刺に100円かける覚悟ないとブランドはつくれない」と村尾隆介は考えています。
 
 「覚悟」つながりで、少しお話を続けます。ミスマッチ採用「ゼロ」をミッションに採用コンサルティングを行う『アイ・パッション』のテーマカラーは赤。名刺はもちろん、目につくところ全てに赤のアイテム。そのインパクトに誰もが必ず「あの 赤い人ね」と顔を覚えてくれるそうです。そんな彼らの原点は、パソコンを購入 するはずの予算で、7万円もする赤いアタッシュケースを〈あえて〉手にしたと いう、創業時からのブランドづくりにかけるパッションと徹底力にありました。
 
 「ブランドをつくろう!」と、いざ取り組み始めても、斬新すぎるという外部の 評判や、やりすぎという社内の批判を前に途中でやめてしまう会社があります。 しかし心から「変わりたい」のなら、お金を払って「変えてください」ではなく、自ら毎日努力して変わっていかなければ意味がありません。最初は誰しも「変わりたい」から始めたはずです。楽しみながら、自慢しながら、ブランドづくりを続けていきたいですね! エンジョイ、ブランディング! 

Text by Aya Murase

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